DUSK’S TEARS(完全版)


太陽が「夕日」に変わろうとしている頃、1体の薄紫色の鎧を身に纏った「竜」が、砂煙を吹き上げながらホバーを噴かして荒野を突き進んでいた。
コクピットには、1人の少年の姿。正確には、少年と青年の間ぐらいだろうか。左に寄せた少し癖のある金髪と、透き通るような青い瞳が、どこか清楚な少女を思わせる。
「こちら、認識番号ZP8−2866ロイ・ジュネスタン少尉。まもなくそちらに到着します」
その、少女のような少年が独り言のように呟くと同時に、モニターのひとつに、マイクを持った中年の男の姿が映し出された。
「確認した。今敷地内には誰も出ていないから、そのまま5番格納庫に入ってくれ」
人の良さそうなひげ面が、目尻にしわを寄せて笑った。
「了解しました」
少年ロイは、その笑顔に合わせることも無く、無表情のまま愛機を走らせた。

この日、ネオゼネバス帝国陸軍少尉、ロイ・ジュネスタンは、とある『仕事』の為、この辺境守備隊の基地へと、愛機、バーサークフューラーを走らせていた。
『仕事』というのは、彼が今乗っているバーサークフューラー量産型の実地運用試験のことだ。
型式番号はZL−101V、コード名は『ツヴァイ』。
エウロペの拠点を失ったことで生産がほぼ不可能になっていたバーサークフューラーを再び生み出すためエウロペに派遣された部隊が、最近になってようやく周辺に駐屯する連合軍の駆逐を終え、生産工場を構えることに成功したという話は、すぐ耳に入ってきた。それに伴い、『高価で操縦の難しい隊長専用機』という印象のフューラーを、一般兵でも扱えるレベルに調整し、なおかつ生産性と前線での整備性を向上させるために機構、武装の簡略化を図ったいわば『量産型フューラー』の開発依頼を、ロイが受けていた。そして、いくつか出された改修案の中で、最も要求を満たしていると判断されたのがこの機体だ。

こうしてゾイドに乗って、たった一人で前線を移動しているこの少年は、軍の技術者なのだ。

彼の乗っているフューラーには、本来バスタークローが装備されている箇所に2連装のビーム砲とミサイルポッドが備えられていた。正式な名称は、AZ170mm2連装ビームライフルとAZ2連装熱追尾式自己誘導ミサイルポッド。近〜中距離での射撃に重点を置いた装備で、使い勝手もよい。さらに各部の装甲、特に脚部の装甲を簡略化したことで、生産性と整備性は大幅に向上した。バスタークローを廃したことも大きいだろう。
一部の士官からは性能(この場合は戦闘力を指す)の低下も指摘されたが、実際は低下した重量によって、白兵戦時における運動性能は、従来機以上のものになるはずだった。

前線で必要なのは、ただいたずらに高性能な機体だけではない。自分の思った通りに動いてくれる柔軟な機動力だ。
そして、極力重い武装や装甲を排除すれば、ゾイドは素直に言うことを聞いてくれる。

それを証明するため、ツヴァイの「開発責任者」たるロイ自らが、自分の改良した機体で前線へと赴いてきたのだった。
技術者が前線に出るなど普通なら考えられないことだが、彼にとってはこれが普通だった。

ロイは、スラスターのスロットルを絞り、眼前に横たわる大木を軽やかに飛び越えた。着地と同時に再びスラスター出力を上げる。
何かアクションを起こす度に、ツヴァイの少し晴れやかに変化した感情が操縦桿越しに伝わってきた。
「・・・」
それを感じたロイは少し考えた後、機体を思い切り横滑りさせ、撃破されたと思われる石化したメガレオンの残骸に向けてビームライフルを打ち込んだ。
まばゆい閃光の見事な直撃を受けた残骸は砕け、破片が勢いよく周囲に飛び散った。
再び、快感のような感情が流れ込んできた。それと同時にツヴァイの猛々しい咆哮が耳に届いた。
「やっぱり、これが楽しいのか?おまえたちは・・・」
闘争本能と破壊衝動。それが、ゾイドの戦闘能力を高める最重要要素のひとつ。コクピットに座るパイロットの身を守るためにもなくてはならないもの。
しかし、それらはあくまで人の為であり、ゾイドの為ではありはしない。
人の手で無理矢理繁殖させられ、機械の体を与えられ、人のくだらない争いの為にその身を無残に散らしてゆく・・・
そんなゾイドという生き物がなぜ、なおも戦いを欲しているのか。ロイには理解できなかった。

だが、それならばせめて、自分の手で生み出して「しまった」ゾイドには、死んでほしくない。

だからこそ、彼は自分の意思で敵の弾を避けられるよう、自分の意思で的確な動きが出来るよう、重い武装を外し、身軽で高機動な「ツヴァイ」を採用したのだ。

しばらく行くと、西日に照らされた基地らしき建物がその姿を現した。制圧した共和国軍の前線基地をそのまま使っているらしく、一部の壁や滑走路には、まだ被弾した跡がいくつか残っている。
先ほど言われた通り、ホバーを噴かしたまま滑走路をすべるように駆け、これもまた被弾した跡のある「5」とかかれた格納庫の前で停止した。
ガラガラと鈍い音を立てて開かれるシャッターの奥から、数人の兵士が出てきた。
ロイはフューラーを屈ませ、コクピットを開けると、軽い身のこなしでコンクリート敷きの滑走路に降り立った。
「この部隊の隊長のガルス・インザート大尉だ。歓迎するよ」
一歩進み出てきた男が、ロイに右の手を差し出した。先ほどのモニターに映ったのと同じ笑顔だ。
「ありがとうございます」
ロイも右手を出して応じた。
「いやあ、それにしてもすごいねぇ。君みたいな若い子が、バーサークフューラーを乗りこなすなんて」
そう言って、ガルスは腕を組み、ロイの愛機を見上げた。
その言葉の意味が気になり、ふと彼らの背後の格納庫の方へ視線を移すと、3機のハンマーロックがこじんまりと並んでいた。どれも武装はデフォルトのままのようだ。
「おいおい、あんまり見比べないでくれよ?」
ガルスが嫌味っぽく、また笑った。
「いえ、そんなつもりは・・・」
慌てて言葉を探すロイ。その様子を見て、その場にいた全員が笑い声をあげた。

その時、けたたましい警報が基地に鳴り響いた。
「敵影確認!総員、第一級戦闘配置!繰り返す、総員、第一級戦闘配置!」

「くそっ、こんな時に!悪いが新入りさん、あんたも出てくれるか?」
その場にいた兵士たちが愛機の元へと駆け出す中、ガルスがロイに向かって叫んだ。
「はい!」
慌ててコクピットに戻るロイ。他の格納庫の中からは、すでに何機かのハンマーロックが発進していた。
「悪いな新入りさん。ロクな歓迎もせずに」
「敵の戦力は?」
「シールドライガーが3機。間違いない。この基地の前の住人の生き残りさ。ここを取り返そうと何度も仕掛けてきやがる」
ガルスがハンマーロックのコクピットで、バツの悪そうな声で言った。
「シールド3機!?無茶です、この戦力では!」
友軍の戦力は、ざっと数えただけでも10機に満たないハンマーロックだけ。いかに数の上で有利とはいえ、戦闘力の差は歴然だ。
「おいおい、戦力差だけで判断するなよな。仮にも俺たちは今まで何度もあいつらを退けてきたんだぜ?」
「しかし・・・っ」
「想定値以上の性能を発揮してくれるのが、ゾイドってもんだろう?」
あくまで否定的なロイを静止するように、ガルスが右手の親指を立てた。
その言葉に、ロイははっとして目を見開いた。想定値以上の性能。それはすなわち、ゾイドの実力。
それは、ロイが愛機に求めているものと同じだった。無謀とも無茶とも言える野心的な『ゾイドの潜在能力』に頼った機体。数えるのに一苦労なほどのリスクを伴うコンセプト。
そして、「技術者」たる自分がゾイドに求め、信じるもの。
ロイは、肩の荷を降ろすように、ふっと小さく息を吐き出し、小さな笑みを浮かべた。
かつてロイは、自分が提唱した野性の本能に依存しすぎる改造に、何度も反発を受けていた。
「不安定すぎる」
「暴走する確率を高めるだけだ」
「所詮は子供の考えること」
だが、もう他人の言葉に惑わされることは無い。ガルス・インザート・・・彼のようなゾイド乗りがいる限り、きっとツヴァイは役に立ってくれる。パイロットと、自分自身の身を守ってくれる。

ロイのツヴァイは、万全の状態ではなかった。長距離の移動で、燃料ともいえる金属イオン水が切れかけていた。
すなわち、今のツヴァイは『空腹』の状態である。恥ずかしい話だが、本来の力を出し切れる保証は無かった。かといって、補給に戻っている時間もありそうにない。だが・・・
「やるしかないか・・・」
ツヴァイが低く唸り声を上げた。
やれる。大丈夫だ。多分。いや、ツヴァイがそう言っている。
「隊長、後方支援をお願いしてもよろしいですか?」
「ん、まぁ・・・この編成ではそれが最善か。仕方ない、初戦で花持たせてやるよ!」
「花は別にいらないですけど・・・」
ガルスに聞こえないように呟くと、ロイはスラスターを点火した。
大きく咆哮したツヴァイが勢いよく飛び出し、猛烈な加速でハンマーロックの群れを抜ける。
「ひょー、さすがだねぇ。お前ら、遅れるなよぉ!」
ツヴァイに負けじと胸を叩くハンマーロックを尻目に突き進むロイの視線の先に、急速接近する機影が映った。
先ほどの話通り、シールドライガーが3機。相対速度は300キロを超えているだろうか。
ライガーが、大きく咆哮した。
「バーサークフューラー?帝国の野郎、ついに増援をよこしやがったか!」
「関係ない!今日こそあの基地、再び我らが手中に!」
「共和国軍の力を見ろっ!いくぞ!」
リーダーらしき男の号令と同時に、綺麗に併走していた3機が3方向に展開した。そして、それぞれが交差と離散を繰り返し、まるで遺伝子の構造模型を思わせる鎖型を描いて接近してくる。
目標が、定まらない。
照準を合わせても、すぐに他のライガーと被さりロストしてしまう。
「くそっ・・・!」
「おらおらあっ!ボサッと突っ立ってちゃ、ただの的だぜえ!」
3機のライガーが、同時にシールドを展開するのと同時に、一気に最高速にまで加速した。
ツヴァイの武装で、あのシールドを貫けるものはない。荷電粒子砲も、チャージできるだけの時間はない。
「くっ!」
交差を繰り返しながら接近してくるライガーの先頭の一体が、目と鼻の先にまで迫ってきた。
ツヴァイが、ダメ元で牙を突きたてようとした。エレクトロンバイトファングによってある程度の相殺には成功したがあっさりと弾かれ、そのままライガーの爪が右脚の装甲にレーザーで焼かれたような鋭い傷をつけた。
よろめく暇さえ与えられないまま、2体目が来た。左肩の装甲が、丸ごと持っていかれた。
そして、3体目のシールドアタックで、ツヴァイは大きく後方へ弾き飛ばされた。
地面に叩きつけられて転がるツヴァイの周辺に砂煙が上がる。
「どうした?もうおしまいかぁ!?」
パイロット同様に興奮したライガーが何度も雄叫びを上げる。
それを聞きながら、砂煙の中からゆっくりとツヴァイが現れた。攻撃を受けた右脚と左腕に微かに放電がみえるが、ツヴァイにとっては何の問題もない。
ロイは、ただ黙って前方の、自分とツヴァイを跳ね飛ばしたライガーを見据えていた。
「シールドがあれば防げたものを、残念だったな」
余裕を見せるパイロットの言葉とともに、3体のシールドライガーが、一ヶ所に集結した。
「これで・・・終わりだ!」
再び先ほどと同じフォーメーションを組み、ツヴァイに接近するライガー。
それをしっかりと見据えながら、ロイは呟くように言った。

「お前にも見えたよな?フューラー」

それに応えるように、ツヴァイが体勢を低くし、小さく唸った。
ロイは、操縦桿を目いっぱい倒しこんだ。
スラスター全開で、一気にライガーとの距離をつめる。ライガーのパイロットが一瞬動揺するのも無理はないだろう。
その一瞬をついて、ライガーの目の前に着弾するように放ったミサイルが炸裂し、中央の1体が動きを止めた。
吹き上がる砂煙の中に突っ込み、尾を振るう。ライガーを吹っ飛ばすことは出来たがこちらもシールドに弾かれた。だがその反動によって一瞬でライガーの方に機体を向けることが出来た。
目標に対して正面に向いたところでミサイルを放つ。弾き飛ばされ、むき出しになったライガーの腹に、それは見事に命中した。
ミサイルの直撃を受けたライガーは、そのまま沈黙した。
―1体目!
心の中で叫んだロイは、一瞬の出来事に動きを止めてしまった右のライガーに飛び掛った。
「う、うわああああっ!!」
恐怖で反撃すらできないライガーを叩き伏せ、首筋に噛み付き、そのまま食い千切る。パイプが弾ける音とともに蒸気が噴出し、放電が走る。
―2体目!
素早く振り返った眼前に、爪を振りかざして飛び掛ってくるライガーの青い巨体が飛び込んできた。そのスピードは、ロイの反応速度を上回っていた。避けきれない。
だが正確にコクピットを狙ってきたはずのその一撃を、ツヴァイが体を思い切り弓なりにそらし、首を右に大きく反らせて、寸前のところで回避した。コクピットのすぐ横を、電磁を纏った爪が通過していった。
攻撃をよけられてバランスを崩したライガーは、砂煙を巻き上げながら派手に倒れこんだ。

「・・・すまない、助かったよ。フューラー」

ロイが荒い呼吸を整えながら、先ほどよりは感情のこもった声で言った。それに答えるようにツヴァイが大きく吼えた。自意識過剰であるとも思ったが、ロイにはツヴァイの意思がはっきりと理解できた。「お前が軽くしてくれたおかげだ」と。

ゆっくりとよろめきながら起き上がるシールドライガー。こちらを振り返るそのキャノピーには、怒りと、憎しみと、悲しみが写りこんでいた。
国の勝利も、栄光も、大義名分も関係ない、人間であるからゆえの感情。

「貴様・・・よくも・・・よくも・・・!」

ライガーが震えるような怒りの唸り声をあげた。
次の瞬間、いくつもの爆発による衝撃がライガーを襲い、周辺の地面が吹き上がった。ようやく追いついてきたハンマーロック隊の砲撃だった。
「大丈夫か?新入りっ!」
ガルスの通信が入るのと同時に、崖の上から何体ものハンマーロックが姿を現した。
戦闘力では到底かなわないシールドライガーに対して上方に立って攻撃する。ガルスの判断だった。
「各機、ミサイル発射!」
ガルスの号令とともにハンマーロックの背中の自己誘導ミサイルが文字通り矢のようにライガーに向かって次々と放たれた。
「っとおっ!?」
慌ててツヴァイを後退させたロイの前で、ライガーがミサイルの炎と煙の中に消えていった。おそらく今までも、こんな戦い方で生き残ってきたのだろう。
やがて、砲撃がやんで煙が充満する戦場を、静寂が包み込んだ。
「・・・やったか?」
張り詰める空気。だが、ガルスの目に一瞬、煙の中から光るものが見えた。
―まだだ!
反射的に機体を跳躍させるガルス。その、つい先ほどまでガルスのハンマーロックがいた所を、煙の中から放たれた2本の閃光が崖下から貫いた。
煙の中から、シールドでミサイルをしのいだライガーが躍り出た。
ハンマーロックとシールドライガーが、互いの姿を視界の中心に捉える。
「「これで終わりだ!」」
ガルスとライガーのパイロットが同時に叫んだ。
空中のハンマーロックに背部のビーム砲の照準を合わせるライガー。
両の拳を合わせて振り上げ、ライガーに向かって降下するハンマーロック。
ライガーの放ったビームが、ハンマーロックの肩をかすり、ビーム砲を弾き飛ばした。
だが、それでも攻撃態勢を崩さないハンマーロックの振り下ろされた両の拳が、ライガーの背中に思い切り叩きつけられた。ビーム砲が砕け、内部メカの露出した背中が大きく陥没した。
背を仰け反らせて悲鳴を上げるライガー。その顔面を、ツヴァイの尾が襲った。
凄まじい勢いで崖下の岩肌に叩きつけられたライガーは、その後ぴくりとも動かなかった。
硬い岩石に叩きつけられたコクピットのキャノピーは跡形もなく砕け散り、所々に赤い液体が付着していた。

「やったな!新入り!」
ツヴァイの横に自機をつけたガルスが嬉しそうに言った。
ロイは答えなかった。

ロイの気持ちを察したのか、ガルスが声を落とした。
「・・・こいつらには悪いが、これで俺たちは救われた。あんたが気に病むことは何もないんだ」
ガルスが悲しげな笑顔で続けた。
「これが、戦争なんだからな」
そう言うと、ガルスはハンマーロックを翻し、基地へと向けて歩き始めた。
「とりあえず戻ろう。腹も減ってるだろう?その皇帝さんは」
ガルスの優しい笑顔に、ロイも小さく笑って応えた。


「さようなら。あなたの魂に、黄昏の神の涙が落とされんことを」

無残に横たわるライガーの体を振り返って、ロイは故郷に伝わる慰めの詞を呟いた。
今まさに、燃えるような太陽が、中央山脈の連なる山々の向こうへと消えようとしていた。

―予想外の戦闘の結果は指令本部にも報告され、その勢いに乗って一気に量産化にまで漕ぎ付けたツヴァイはクック要塞奪還作戦においてセイスモサウルスや第三世代キメラブロックスとともに始めてその姿を現し、強襲戦闘隊の一翼として多大な戦果を挙げた。
                                  終



登場人物

ロイ・ジュネスタン 17歳 階級:少尉
愛機:量産型バーサークフューラー「ツヴァイ」
ネオゼネバス帝国軍兵器開発局陸戦機獣部既存兵器改良科所属の技術者。
ゾイド本来の機動性を重視した装備の開発、改良に力を注ぎ、バーサークフューラー用CAS開発の最 中、ヤクトユニットとシュトゥルムユニットのどちらを優先するかで意見が割れた開発部を鶴の一声でシュトゥルムユニット優先に持ち込んだ話は有名。
その開発主義には、重い武装の重量のせいでいたずらに被弾してほしくないという彼のゾイドへの愛情が込められている。
グレイヴクアマやガンタイガーのブースター設計にも携わり、愛機でもある量産型バーサークフューラー「ツヴァイ」は彼の技術者としての評価を確かなものとした。

ガルス・インザート 36歳 大尉
愛機:ハンマーロック
陸軍装甲師団強襲戦闘隊の小隊長。温厚な人柄で人望も厚い。ハンマーロックでの格闘戦を得意とする。



あとがき
というわけで短編読みきり「DUSK’S TEARS」いかがだったでしょうか?
今回の話は『GUILTY DESIRE』の前身として描いていた『黒炎の輝』のデータが失われる以前、かなり話が進んでいたときに登場していたキャラ、ロイ・ジュネスタンにスポットを当てて描いています。個人的に気に入ってたんですよ。こいつ。
軍の開発部に身を置きながらも戦闘兵器として物の様に扱われるゾイドと、それを仕事とする自分に疑問を感じ、その答を見つけるために自らゾイドとともに戦場へと赴く・・・みたいな感じです。
これをUPした時点では第一話しか載せれていない状態ですが、そっちも気長にお待ちいただければ幸いです。
感想など頂けるとやる気が162%増加するので掲示板やメールにてぜひお願いします。

なお、この作品のプロトタイプはkakashiさんのサイト、「ZOIDS〜ミラージュ〜」に掲載させていただいております。